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27日未明にレッドブルレーシングは角田裕毅を日本GP以降からリアム・ローソンに代わって走行することがわかった。日本人史上初のトップチーム移籍を果たし、現世界王者のマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてコンストラクターズの奪還を狙うことになる。リアム・ローソンは角田裕毅のシートであったレーシングブルズでドライブすることになる。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは角田に対して、経験の豊富さを評価し、ローソンのスランプ脱却を求め決定を下したと公式サイトで述べた。
「RB21にはやるべきことがたくさんあることは承知しており、ユウキの経験は現在の車の開発に非常に役立つだろう。彼をチームに歓迎し、RB21のハンドルを握る姿を見るのを楽しみにしている。」
角田裕毅は2021年にアルファタウリからデビューし、年々力を増して現レーシングブルズのエースドライバーとして活躍を見せた。2024年のブラジルGPでは難しい雨のコンディションの中予選3位を獲得するなどチームに貢献した。
今期に入ると、マシンのパワーアップと共にトップ層に近づくほどのパフォーマンスを証明している。F1の中でもかなりの成熟期に入っていることもわかるだろう。
近年のレッドブルのマシンは非常にフロントエンドが敏感な特性を持っており、その分リアが軽くコーナー進入時や高速コーナーで、リアが不安定になりやすい。従ってオーバーステア(曲がりやすいが、リアがスライドしやすい)なマシン傾向がある。
角田裕毅は基本的にオーバーステア寄りのマシンを好むと言われている。角田の強みであるドライビングスタイルは大きく2つある。これがオーバーステア寄りのマシン特性とマッチしている。
F1参戦時はアルファタウリがアンダーステア(曲がりづらいが、安定性が高い)の傾向があったため、角田は苦戦を用いられたものの、後にマシンの理解度を増し、状況に応じて柔軟にマシン特性に順応する能力を身に着け、よりパワーアップしていることは確実だ。
トップチームであるレッドブルでドライブする角田の初戦は母国 日本GPだ。彼はどんな走りを見せることが出来るのか。そして新しい日本のモータースポーツいや、スポーツで歴史を残す存在になるだろう。
Announcing that @yukitsunoda07 will partner Max from the #JapaneseGP 🇯🇵 pic.twitter.com/Pz05P7cFKF
— Oracle Red Bull Racing (@redbullracing) March 27, 2025