ハースのオリバー・ベアマンは、イギリスGPで自己最高の予選8位を記録するも、最終プラクティスでの「間抜けなミス」により10グリッド降格のペナルティを科され、「最悪だ」と悔しさをにじませた。

✅ まとめポイント

  • ベアマン、予選8位で自己最高もFP3のミスで10グリッド降格

  • 赤旗中のクラッシュにより「非常に愚かだった」と自責のコメント

  • それでも「予選の成果は自信になる」と前向きな姿勢も

  • モナコに続く今季2度目のペナルティ、今後の成長に注目

│自己ベスト予選を帳消しにした痛恨のミス

20歳のオリバー・ベアマンにとって、今週末のシルバーストーンは初の母国F1グランプリ。予選では8番手タイムを叩き出し、自身最高の結果を手にしたが、その裏で痛恨の出来事があった。

フリー走行3回目(FP3)で、赤旗中にもかかわらずピット入口でクラッシュ。冷えたブレーキとタイヤの影響もあり、マシンは制御を失って壁に接触した。これにより、スチュワードは「減速義務を果たさなかった」と判断し、10グリッド降格とペナルティポイント4点を科した。

│「愚かだった」と反省しながらも、手応えには自信

ベアマンはこのミスを率直に認め、Sky Sportsに対し「最悪だし、完全に自分のせい。とても愚かだった」と語った。一方で、Q3進出は今季のアップグレードの成果であるとして、チームに対しては感謝を述べている。

「ここ数戦、予選は僕らの弱点だった。そんな中で高速コーナーの多いこのシルバーストーンでQ3に進めたのは、自信になった。明日は最後尾からだけど、できる限り前を目指したい」と前向きな姿勢も示した。

│繰り返される赤旗中のミス、今後の改善に期待

今回のペナルティは、今季ベアマンにとって2度目のグリッド降格。5月のモナコGPでも赤旗中にウィリアムズのサインツを追い抜き、処分を受けていた。

本人も「本当に馬鹿げたミスだった。もう後悔してるし、やり直したい気持ちだ」と強く反省の弁を述べ、今後の糧にしたいと話した。