8月29日、夏休み明け初戦となるオランダGP(ザントフォールト・サーキット)でフリー走行1回目が行われた。
路面温度25度・気温20度とやや低めのコンディションの中、マクラーレンのランド・ノリスがトップタイムを記録。2番手にはチームメイトのオスカー・ピアストリ
、3番手にはアストンマーティンのランス・ストロールが入った。

  ■まとめポイント

  • FP1はアントネッリによるコースアウトで赤旗でセッションが中断される場面

  • ノリスがトップ、マクラーレンが好調を示す

  • アストンマーティン勢(ストロール・アロンソ)が上位に食い込む

FP1結果

オランダGP フリー走行1回目(FP1) 結果
順位 チーム ドライバー タイム(GAP)
1 ランド・ノリス 1:10.278
2 オスカー・ピアストリ +0.292
3 ランス・ストロール +0.501
4 フェルナンド・アロンソ +0.563
5 アレックス・アルボン +0.893
6 マックス・フェルスタッペン +0.940
7 ジョージ・ラッセル +1.108
8 カルロス・サインツ +1.180
9 ガブリエル・ボルトレート +1.231
10 ピエール・ガスリー +1.335
11 リアム・ローソン +1.475
12 アイザック・ハジャル +1.494
13 ニコ・ヒュルケンベルグ +1.597
14 シャルル・ルクレール +1.673
15 ルイス・ハミルトン +1.682
16 角田 裕毅 +1.848
17 エステバン・オコン +1.866
18 フランコ・コラピント +1.998
19 オリバー・ベアマン +2.286
20 キミ・アントネッリ +3.997

│振り返り

コースアウトして止まるアントネッリ

セッション序盤、フェラーリのルイス・ハミルトンがターン3でスピンしイエローフラッグ。その後、メルセデスのキミ・アントネッリがコースアウトし、グラベルにスタックして赤旗中断となった。およそ10分後にセッションは再開。

また、このセッションではターン12が難所となり、多くのドライバーが曲がりきれずグラベルに足を取られたり、スピンを喫する場面が見られた。

セッション中盤からは各チームがソフトタイヤで走行を開始。予選を意識したアタックも見られ、特にマクラーレン勢の速さが際立ち、ノリスとピアストリが1-2を確保した。

メルセデス勢は依然としてリアの不安定さに苦戦しており、ジョージ・ラッセルもマシンコントロールに苦しむ様子が目立った。

レッドブルの角田裕毅は、ライバル勢がミディアムタイヤを履く中でハードタイヤで走行し、序盤に4番手タイムを記録するなど好調な滑り出しを見せた。
しかし、2度目のアタックではコースアウト。最終的にソフトタイヤでのアタックを試みたが、タイム更新には苦戦する形となった。