イタリアGPのフリー走行3回目(FP3)は、路面温度40度・気温24度と前日よりやや涼しいコンディションで実施された。セッション後半には各チームが予選シミュレーションを行い、最終的にマクラーレンのランド・ノリスがトップタイム。フェラーリのシャルル・ルクレールが2位、マクラーレンのオスカー・ピアストリが3位となった。

  ■まとめポイント

  • ランド・ノリスが最速、予選へ向けて圧倒的な速さを披露

  • 序盤は角田がハードタイヤで好調、レッドブル勢も速さを見せる

  • フェラーリとウィリアムズが上位をうかがう展開に

FP3結果

順位 チーム ドライバー タイム(GAP)
1 ランド・ノリス 1:19.331
2 シャルル・ルクレール +0.021
3 オスカー・ピアストリ +0.165
4 マックス・フェルスタッペン +0.167
5 ジョージ・ラッセル +0.184
6 ガブリエル・ボルトレート +0.227
7 ルイス・ハミルトン +0.267
8 アイザック・ハジャル +0.272
9 キミ・アントネッリ +0.365
10 アレックス・アルボン +0.389
11 ニコ・ヒュルケンベルグ +0.406
12 フェルナンド・アロンソ +0.530
13 カルロス・サインツ +0.576
14 フランコ・コラピント +0.703
15 角田裕毅 +0.728
16 リアム・ローソン +0.801
17 オリバー・ベアマン +0.878
18 ピエール・ガスリー +0.916
19 ランス・ストロール +0.916
20 エステバン・オコン +0.973

│振り返り

1コーナーのシケインでコースアウトするボルトレート

序盤は各チームがハードやミディアムでロングランを行い、レッドブルの角田裕毅がハードタイヤながら好タイムを記録。ソフトタイヤを履いたレーシングブルズのアイザック・ハジャルやメルセデスのキミ・アントネッリを上回る速さを見せた。

その後、ソフトタイヤを投入したレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップに浮上。30分経過時点では、2番手にルクレール、3番手にハミルトンと、フェラーリ勢もミディアムタイヤで上位に食い込んだ。

後半20分は予選シミュレーションの時間帯となり、ウィリアムズのアレックス・アルボンが一時3番手に浮上するなど存在感を発揮。しかし最終的にはマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが1-2体制を築き、再びその速さを証明する場面が見受けられた。

予選での注目選手はノリス、ピアストリ、フェルスタッペン。ここにフェラーリ勢がどこまで迫れるかが、予選の大きな焦点となりそうだ。