メキシコGPの決勝レースは、マクラーレンのランド・ノリスがポール・トゥ・ウィンを飾りランキングトップに躍り出た。
2位にはフェラーリのシャルル・ルクレール、3位にレッドブルのマックス・フェルスタッペンが続き、上位勢による緊迫した展開となった。
気温26度・路面温度53度という高温コンディションの中、タイヤマネジメントとペナルティ対応が勝敗を分けるレースとなった。

  ■まとめポイント

  • ランド・ノリスが安定した走りで今季3勝目

  • フェルスタッペンは接触とコースオフで苦戦も3位確保

  •  ペナルティ多発、特にサインツとハミルトンに影響

 決勝結果

順位 チーム ドライバー
1 ランド・ノリス
2 シャルル・ルクレール
3 マックス・フェルスタッペン
4 オリバー・ベアマン
5 オスカー・ピアストリ
6 キミ・アントネッリ
7 ジョージ・ラッセル
8 ルイス・ハミルトン
9 エステバン・オコン
10 ガブリエル・ボルトレート
11 角田 裕毅
12 アレックス・アルボン
13 アイザック・ハジャル
14 ランス・ストロール
15 ピエール・ガスリー
16 フランコ・コラピント
RET カルロス・サインツ
RET フェルナンド・アロンソ
RET ニコ・ヒュルケンベルグ
RET リアム・ローソン

│振り返り

決勝レースは高い路面温度の中でスタート。
ターン1ではレッドブルのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのジョージ・ラッセルがコースオフする波乱の幕開けとなった。
さらにアストンマーティンのランス・ストロールがターン6でスピンを喫し、序盤から展開が荒れる。

6周目には、フェルスタッペンがフェラーリのルイス・ハミルトンとのバトル中に両者がコースアウト。
この接触でフェルスタッペンは順位を落とし、ハミルトンもその後の走行に影響を受けた。
リアム・ローソンは他車との接触によりリタイアを余儀なくされている。

後半に入ると、タイヤを交換したマシンが次々とタイムを更新する中、レッドブル勢はペースが伸びず苦戦。
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソもマシントラブルでピットインし、そのままリタイアとなった。

サインツは再びピットスピード違反で2度目のペナルティを受ける波乱の展開。
60周目にはマクラーレンのオスカー・ピアストリが5位まで順位を上げ、チームとしても好調を維持した。

70周目、サインツのコースオフによりイエローフラッグが掲示され、バーチャルセーフティーカー(VSC)が導入。
すぐに解除されたが、終盤はフェラーリのルクレールとレッドブルのフェルスタッペンによる白熱した2位争いが展開された。
最終ラップまで接戦が続いたものの、順位は変わらずフィニッシュ。