2026年F1第5戦カナダGPのフリー走行1回目(FP1)が、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われた。今週末のカナダGPは2026年シーズン初のカナダでのスプリント開催となる。
セッションは序盤から波乱の展開となった。リアム・ローソンのストップで最初の赤旗が出され、その後はアレックス・アルボンのクラッシュ、さらに終盤にはエステバン・オコンのクラッシュでも赤旗が出るなど、各車にとって難しい1時間となった。
その中で最速タイムを記録したのはメルセデスのキミ・アントネッリだった。アントネッリは1分13秒402をマークし、チームメイトのジョージ・ラッセルを抑えてトップでセッションを終えた。
まとめポイント
・アントネッリが1分13秒402でFP1最速
・ラッセル2番手でメルセデスが1-2発進
・ローソン、アルボン、オコンのアクシデントで赤旗が相次いだ
│ タイム結果
| 順位 | チーム | ドライバー | タイム(GAP) |
|---|---|---|---|
| 1 | キミ・アントネッリ | 1:13.402 | |
| 2 | ジョージ・ラッセル | +0.142 | |
| 3 | ルイス・ハミルトン | +0.774 | |
| 4 | シャルル・ルクレール | +0.953 | |
| 5 | マックス・フェルスタッペン | +0.964 | |
| 6 | ランド・ノリス | +1.397 | |
| 7 | オスカー・ピアストリ | +1.561 | |
| 8 | アービッド・リンドブラッド | +2.050 | |
| 9 | ニコ・ヒュルケンベルグ | +2.296 | |
| 10 | フェルナンド・アロンソ | +2.461 | |
| 11 | ガブリエル・ボルトレート | +2.812 | |
| 12 | アイザック・ハジャル | +2.851 | |
| 13 | エステバン・オコン | +3.095 | |
| 14 | アレックス・アルボン | +3.240 | |
| 15 | カルロス・サインツ | +3.258 | |
| 16 | ピエール・ガスリー | +3.407 | |
| 17 | ランス・ストロール | +3.576 | |
| 18 | リアム・ローソン | +4.029 | |
| 19 | オリバー・ベアマン | +4.368 | |
| 20 | バルテリ・ボッタス | +4.466 | |
| 21 | セルジオ・ペレス | +4.524 | |
| 22 | フランコ・コラピント | - |
│振り返り
序盤は気温15度、路面温度37度前後のドライコンディションで始まった。路面はかなりダスティで、多くのマシンが慎重に周回を重ねる入り方となった。ローソンは走行中にパワーステアリングを失ってストップし、セッションは早々に赤旗中断となった。
再開後は各車が本格的にタイムを出し始め、序盤はフェルスタッペンやピアストリが上位につけた。メルセデスは新パーツを投入しており、ラッセルがまず好タイムを記録。そこからアントネッリも応戦し、2人が僅差で首位を争う流れになった。
セッション中盤に入ると、ラッセルとアントネッリがソフトタイヤで本格的なアタックに入った。最初はラッセルが前に出たが、アントネッリがさらにタイムを縮めて逆転。最終的には1分13秒402まで伸ばし、ラッセルに0.142秒差をつけてトップに立った。
3番手にはルイス・ハミルトンが入り、メルセデス勢に続いた。ただしトップとの差は0.774秒あり、現時点ではメルセデスが一歩抜け出している印象のセッションだった。フェラーリ勢はハミルトンが先行し、ルクレールはその後ろにつけた。一方、マクラーレンはピアストリがロックアップでソフトのアタックをうまくまとめ切れず、ノリスも序盤にロックアップを喫するなど、まだ余力を残した内容だった。
終盤はアクシデントが続いた。アルボンはウォールに接触してマシンを止め、2度目の赤旗を招いた。さらに残り時間が少なくなったところでオコンが縁石に乗ったあとにスピンし、反対側のウォールへヒット。ノーズを壊して3度目の中断となった。オコンは自力でピットへ戻ったが、ピット出口の赤信号無視も記録され、審議対象となっている。
また、フランコ・コラピントはスロットル系トラブル、アルピーヌは電気系の問題、ローソンもトラブルで走行時間を大きく失った。スプリント週末は走行機会が限られているため、このFP1でのロスは小さくない。