F1 2025年シーズンも5戦目を消化しチーム戦力もある程度見えてきている中、注目はルーキードライバーの実力だろう。今年はF2からの昇格が4名と多くのドライバーがシートを獲得している。その中でもガブリエル・ボルトレート前年F2チャンピオンでありながら未だポイントを獲得できておらず、ルーキードライバーの中で影を潜めてきてしまっている。

 

ただ、実際には戦力を見た時にガブリエル・ボルトレートは大善戦していることが伺えている。

ライバルとの比較

ボルトレートのチームメイトは多くのチームを渡り歩いてきたベテランドライバーのニコ・ヒュルケンベルグ。

彼は未だ表彰台に上ったことがない現役ドライバーとして記録にも残っているが、高いドライビング能力で下位チームでもポイント獲得ができるドライバーだ。彼は現在6p獲得しており、ドライバーズランキングでも12位につけている。

Pt名前AUS予AUS決CHI予CHIスCHI決JPN予JPN決BAR予BAR決SAU予SAU決
6ニコ・ヒュルケンベルグ177121915161616DNF1815
0ガブリエル・ボルトレート15Ret191814171918182018

ヒュルケンベルグがオーストラリアの決勝で7位6p獲得しているが、それ以外は歴然とした差は生まれていない。予選のタイムを見てもサウジアラビアGP以外ではコンマ3秒圏内の後ろを走っていることになる。ルーキーとはいえ、ベテランドライバーについていけていることは確かである。従って、ドライバー同士の差には経験値に違いはあるものの、力量としては差はないかもしれないのである。

 

だが、F1の下位チームでポイント獲得するためにはチームメイトに勝ち、戦略と運も必要になってくる。ウィリアムズで長年活躍したルーキーのジョージ・ラッセルはポイント獲得はなかなかできなかったものの、常に上位でフィニッシュする位置や、予選でTOP3に入ることもあった。ガブリエル・ボルトレートには運も味方につける必要がある。

2021年に表彰台を獲得したラッセル 幸運にも雨によるレース中止によって予選順位のままチェッカーとなった。