アメリカのF1チーム「ハース」が、今週末のF1カナダGPで記念すべき200戦目を迎えるにあたり、特別なリバリーを発表した。
今回披露されたマシンは、2016年にF1に初参戦した当時のチームカラーを再現したもので、黒、赤、グレーを基調とした印象的なデザインが特徴。マシンのノーズやエンジンカバーには初代リバリーを彷彿とさせる赤いラインが走り、往年のファンにとっては懐かしさを感じさせる仕上がりとなっている。
特別リバリーは、今週末のカナダGP限定での使用が予定されている。
A classic livery, reborn 👌🤩
— MoneyGram Haas F1 Team (@HaasF1Team) June 9, 2025
Celebrating race 200 with a nod to where it all began. Our debut livery, back for the #CanadianGP ❤️🏁#HaasF1 #F1 pic.twitter.com/bjzI84E0iL
オコン&ベアマン体制で挑む2025年
今シーズンのハースは、エステバン・オコンとルーキーのオリバー・ベアマンという新体制で戦っている。特にベアマンは将来を嘱望される若手として注目されており、F1での本格的なデビュー年を迎えている。
また、昨年からは小松礼雄(こまつ・あやお)氏がチーム代表に就任。チーム運営の方針を大きく転換し、昨シーズンから戦略でポイントを積み重ね、堅実な戦いぶりを見せている。
チームとして節目の一戦に注目
これまで多くの試練と成長を経験してきたハースF1チーム。2016年のデビュー戦で6位入賞という快挙を成し遂げて以来、幾度となく浮き沈みを繰り返してきた。資金難や競争力不足に悩まされたシーズンもあったが、地道な努力を重ね、着実にステップアップを遂げてきた姿は、多くのF1ファンの共感を呼んできた。
今回のカナダGPは、そんなハースのこれまでの歩みを振り返ると同時に、新たな挑戦への決意を示す重要な一戦となる。初代カラーに込められた原点回帰の思いとともに、オコンとベアマン、そして小松代表率いる新体制のもと、次戦へと向かう第一歩に注目が集まる。
