6月29日に開催されたオーストリアGPの予選では、マクラーレンのランド・ノリスが他を寄せ付けない速さで今季2度目のポールポジションを獲得。唯一1分3秒台に突入する圧巻の走りを見せ、予選セッションを制圧した。
レッドブルの角田裕毅はフロントタイヤのグリップに苦しみ、Q1突破ならず18番手で予選を終えた。
■まとめポイント
ノリスがただ一人1分3秒台でポール獲得、予選を完全支配
フェルスタッペンは黄旗でアタック断念、7番手に沈む
草が燃えるトラブルでQ2赤旗
角田は18番手
ボルトレートが8番手の快挙、初ポイントに期待
予選結果
順位 | チーム | ドライバー |
---|---|---|
1 | ![]() |
ランド・ノリス |
2 | ![]() |
シャルル・ルクレール |
3 | ![]() | オスカー・ピアストリ |
4 | ![]() |
ルイス・ハミルトン |
5 | ![]() |
ジョージ・ラッセル |
6 | ![]() |
リアム・ローソン |
7 | ![]() |
マックス・フェルスタッペン |
8 | ![]() |
ガブリエル・ボルトレート |
9 | ![]() |
キミ・アントネッリ |
10 | ![]() |
ピエール・ガスリー |
11 | ![]() |
フェルナンド・アロンソ |
12 | ![]() |
アレックス・アルボン |
13 | ![]() |
アイザック・ハジャル |
14 | ![]() |
フランコ・コラピント |
15 | ![]() |
オリバー・ベアマン |
16 | ![]() |
ランス・ストロール |
17 | ![]() |
エステバン・オコン |
18 | ![]() |
角田裕毅 |
19 | ![]() |
カルロス・サインツ |
20 | ![]() |
ニコ・ヒュルケンベルグ |
■振り返り

セッションは路面温度47度・気温27度と、FP3よりもわずかに気温が上昇する中で行われ、ドライバーとマシン双方にとってタフなコンディションとなった。
2番手にはフェラーリのシャルル・ルクレール、3番手にはマクラーレンのオスカー・ピアストリが続き、マクラーレンの勢いを証明する結果に。4位以降もタイム差が非常に僅差で、4秒台・5秒台のラップタイムが入り混じる接戦の予選だった。
予選中にはQ2でホームストレート脇の草が発火し、赤旗中断に。トラック脇での思わぬトラブルがリズムを乱す要因となった。
レッドブルの角田裕毅はフロントタイヤのグリップ不足に苦しみ、18番手で予選を終えた。また、ウィリアムズのカルロス・サインツもマシンコントロールに苦戦し19番手と低迷。チームとしても厳しい週末を強いられている。
一方でメルセデスのジョージ・ラッセルにはピットでのアンセーフ・リリースの疑いがかかっており、ポジション降格の可能性が浮上。さらにQ3ではアルピーヌのピエール・ガスリーがスピンを喫し、これによって出されたイエローフラッグの影響で、マックス・フェルスタッペンはアタックを断念。結果として7番手に終わった。
サプライズとなったのは、ザウバーのガブリエル・ボルトレート。Q3進出を果たし、8番手という好位置から決勝に挑むこととなる。