2025年イタリアGPフリー走行1回目(FP1)は、路面温度43度・気温26度とやや暑めのコンディションの下で実施された。母国GPを迎えたフェラーリが1-2を記録し、ルイス・ハミルトンがトップ、僚友シャルル・ルクレールが2番手でセッションを締めた。3番手にはウィリアムズのカルロス・サインツが入った。

  ■まとめポイント

  • FP1は フェラーリのハミルトン&ルクレールが1-2発進

  • 特別リバリーで母国GPを迎えたフェラーリが好調を示す

  • フェルスタッペンは序盤から速さを見せ、ウィリアムズのサインツも3番手に食い込む

  • アントネッリは母国ながら苦戦し、課題を残す走行に

FP1結果

順位 チーム ドライバー タイム(GAP)
1 ルイス・ハミルトン 1:20.117
2 シャルル・ルクレール +0.169
3 カルロス・サインツ +0.553
4 マックス・フェルスタッペン +0.575
5 キミ・アントネッリ +0.823
6 ランド・ノリス +0.904
7 アレックス・アルボン +0.956
8 ジョージ・ラッセル +0.993
9 フェルナンド・アロンソ +0.997
10 アイザック・ハジャル +1.041
11 ガブリエル・ボルトレート +1.055
12 ニコ・ヒュルケンベルグ +1.062
13 リアム・ローソン +1.084
14 角田 裕毅 +1.175
15 ランス・ストロール +1.178
16 アレクサンダー・ダン +1.489
17 エステバン・オコン +1.525
18 ピエール・ガスリー +1.536
19 オリバー・ベアマン +1.941
20 ポール・アーロン +2.036

│振り返り

パラポリカでコースアウトするアイザック・ハジャル

序盤はコース幅の狭さからアタックを中止するドライバーが多く見られたが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが早い段階からトップタイムを記録し、好調な走りを披露した。

中盤では、パラボリカで巻き上がったグラベルの影響により赤旗が提示され、セッションは一時中断。その後再開されると、多くのマシンがソフトタイヤを装着し、タイムアタックを行った。

終盤ではメルセデスのジョージ・ラッセルがマシントラブルでストップし、バーチャルセーフティーカーが出動しセッションは終了となった。

最終的に母国GPに挑むフェラーリ勢が強さを見せ、ルイス・ハミルトンがトップ、シャルル・ルクレールが2番手で1-2フィニッシュ。3度目の優勝を狙うルクレールにとっても好発進となった。

一方、母国レースとなるメルセデスのキミ・アントネッリは依然としてペースを上げられず、表彰台獲得に向けて課題を抱える結果となった。