シンガポールGP予選は、路面温度35度・気温30度と依然として暑さが残る中で実施された。
波乱含みの展開となった予選を制したのはメルセデスのジョージ・ラッセル。2位にレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位にマクラーレンのオスカー・ピアストリが入り、決勝に向けて注目のグリッドが決まった。

  ■まとめポイント

  • ジョージ・ラッセルが粘りの走りでポールポジション獲得

  • フェルスタッペンは2位、ピアストリが3位に入り上位争い

  • 角田裕毅はQ2でミスを犯し15位に終わる

 予選結果

順位 チーム ドライバー
1 ジョージ・ラッセル
2 マックス・フェルスタッペン
3 オスカー・ピアストリ
4 キミ・アントネッリ
5 ランド・ノリス
6 ルイス・ハミルトン
7 シャルル・ルクレール
8 アイザック・ハジャル
9 オリバー・ベアマン
10 フェルナンド・アロンソ
11 ニコ・ヒュルケンベルグ
12 アレックス・アルボン
13 カルロス・サインツ
14 リアム・ローソン
15 角田裕毅
16 ガブリエル・ボルトレート
17 ランス・ストロール
18 フランコ・コラピント
19 エステバン・オコン
20 ピエール・ガスリー

│振り返り

ストップするガスリー

セッション序盤はレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録。
終盤にはアルピーヌのピエール・ガスリーがクラッシュし、イエローフラッグで多くのマシンがアタックを仕上げられず。角田裕毅はギリギリでQ2へ進出した。

中盤ではフェルスタッペンとマクラーレン勢がタイムを更新し、フェラーリのルイス・ハミルトンも3番手に食い込む健闘を見せた。
しかし最後のアタックではメルセデスのジョージ・ラッセルが力強い走りでトップタイムをマーク。
角田裕毅は最終アタックでミスを犯し、15位で予選を終えた。

最終セッションではまずメルセデスの2台が揃って好タイムを記録。
ラストアタックでフェラーリのシャルル・ルクレールやマクラーレンのランド・ノリスは伸ばせず、トップ争いから脱落。
その中でラッセルがさらにタイムを更新し、ポールポジションを守り切った。
2位にフェルスタッペン、3位にピアストリが入り、決勝での表彰台争いは激しい戦いが予想される。

トップ3はジョージ・ラッセル、マックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリ。
シンガポールのタフな市街地コースで、明日の決勝はさらなる波乱が待ち受けているかもしれない。