10月18日、アメリカGPのフリー走行1回目(FP1)が行われた。
路面温度38度・気温29度とやや高めのコンディションの中で実施され、マクラーレンのランド・ノリスがトップタイムを記録。
2番手にはザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、3番手にはマクラーレンのオスカー・ピアストリが入った。
ハードからソフトまで多様なタイヤ選択が見られ、各チームが予選と決勝に向けた準備を進めた。

  ■まとめポイント

  • ランド・ノリスがFP1トップタイムを記録

  • ヒュルケンベルグがザウバーで2番手に躍進

  • ストロールがパーツ落下で赤旗中断

  • サインツがギアボックストラブルで走行制限

FP1結果

順位 チーム ドライバー タイム(GAP)
1 ランド・ノリス 1:33.294
2 ニコ・ヒュルケンベルグ +0.255
3 オスカー・ピアストリ +0.279
4 フェルナンド・アロンソ +0.345
5 マックス・フェルスタッペン +0.354
6 アレックス・アルボン +0.626
7 ジョージ・ラッセル +0.637
8 ルイス・ハミルトン +0.671
9 アイザック・ハジャル +0.861
10 オリバー・ベアマン +1.039
11 エステバン・オコン +1.074
12 ガブリエル・ボルトレート +1.184
13 角田 裕毅 +1.237
14 ランス・ストロール +1.316
15 リアム・ローソン +1.325
16 フランコ・コラピント +1.359
17 ピエール・ガスリー +1.371
18 キミ・アントネッリ +1.443
19 カルロス・サインツ +2.580
20 シャルル・ルクレール +2.786

│振り返り

コースアウトするエステバン・オコン

セッション序盤はハードタイヤでの走行が中心。
各チームが路面状況を確認しつつ、セットアップ調整を進めた。
20分経過時点ではフェラーリのルイス・ハミルトンがハードタイヤでトップタイムを記録し、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがそれに続いた。

その直後、アストンマーティンのランス・ストロールがターン19でパーツを落とし、赤旗が提示されセッションが一時中断。
約10分後に再開され、走行が再開された。

再スタート後、ウィリアムズのカルロス・サインツにギアボックスの不調が発生。
自力でピットに戻ることはできたが、タイムを伸ばすことができず、チームとしても課題を残した。

中盤(30分経過時点)ではハミルトンが依然としてトップ。
マクラーレンはハードタイヤでアタックを継続し、他チームは主にロングラン走行に専念していた。

フェラーリのシャルル・ルクレールもギアボックスの問題で走行できず、ピットへ戻っていた。

終盤ではソフトタイヤやミディアムタイヤでの計測が活発になり、アストンマーティンのアロンソが一時トップに立つも、
最終的にマクラーレンのランド・ノリスがそれを上回りセッション首位に立った。
ザウバーのヒュルケンベルグも終盤に好タイムを記録し、2番手に滑り込む健闘を見せた。
3位にはマクラーレンのピアストリが入り、チームとして好調な滑り出しとなった。