メキシコGP初日のFP1セッションは、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムを記録。2位にメルセデスのキミ・アントネッリ、3位にザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが続いた。
気温23度・路面温度48度という高温の中、若手ドライバーたちが多数出走したセッションとなり、育成ドライバーのアピール合戦が見られた。

  ■まとめポイント

  • ルクレールがソフトタイヤでトップタイム、フェラーリ勢が好発進

  • アントネッリが2番手タイムでメルセデスの速さを示す

  • 若手ドライバーが多数出走、リンドブラッドが新人最速タイムを記録

FP1結果

順位 チーム ドライバー タイム(GAP)
1 シャルル・ルクレール 1:18.380
2 キミ・アントネッリ +0.107
3 ニコ・ヒュルケンベルグ +0.380
4 オスカー・ピアストリ +0.404
5 ガブリエル・ボルトレート +0.536
6 アービッド・リンドブラッド +0.617
7 エステバン・オコン +0.658
8 角田 裕毅 +0.710
9 フランコ・コラピント +0.951
10 アレックス・アルボン +1.004
11 アイザック・ハジャル +1.029
12 フェルナンド・アロンソ +1.092
13 パトリシオ・オワード +1.300
14 フレデリック・ベスティ +1.309
15 ポール・アーロン +1.482
16 平川 亮 +1.693
17 岩佐 歩夢 +1.773
18 ルーク・ブラウニング +1.930
19 ジャック・クロフォード +1.991
20 レオナルド・ファルナローリ +2.474

│振り返り

コースアウトするアイザック・ハジャル

メキシコGPのFP1は、若手ドライバーたちが多数参加する注目のセッションとなった。
レッドブルはアービッド・リンドブラッド、メルセデスはフレデリック・ベスティ、ハースは平川亮、レーシングブルズは岩佐歩夢、マクラーレンはパトリシオ・オワード、ウィリアムズはルーク・ブラウニング、アストンマーティンはジャック・クロフォード、アルピーヌはポール・アーロン、フェラーリはレオナルド・ファルナローリと、各チームから育成・F2勢が走行した。

前半20分までは、ミディアムタイヤとハードタイヤで走行するマシンが中心。
レーシングブルズのアイザック・ハジャルがミディアムでトップタイムを記録し、メルセデスのキミ・アントネッリもハードタイヤで3番手タイムを出すなど、若手とレギュラードライバーが入り混じる展開となった。

残り10分では、多くの若手ドライバーが再びアタックを行い、アービッド・リンドブラッド(レッドブル)がソフトタイヤで新人勢最速のタイムを記録。
平川亮や岩佐歩夢も安定した走りを見せ、限られた走行時間の中で順調にデータ収集を進めた。

最終的にルクレールがトップタイムを維持し、フェラーリが初日をリード。アントネッリが2番手、ヒュルケンベルグが3番手に入り、各チームの準備は順調に進んだ。