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BWT Alpine F1 Team(以下「アルピーヌ」)とSEALSQ Corp.(以下「SEALSQ」)は、2025年11月に チームパートナー契約を結んだことを正式に発表しました。
この契約により、アルピーヌのレース運営およびセキュリティ体制に、SEALSQの「量子耐性(ポスト量子)技術」が導入される予定です。
SEALSQは、ポスト量子暗号(量子コンピュータ時代にも安全な暗号技術)をハードウェア・ソフトウェアで提供する企業です。
このため「レーススピード+データ保護」という両立が求められており、SEALSQの技術がその鍵となります。
SEALSQの量子耐性半導体や「Quantum-as-a-Service」プラットフォームが、アルピーヌの 運用・セキュリティシステムに導入される可能性があります。
この提携は、量子コンピュータ時代に向けて高度なデータ保護と運用強化を実現することを目的としています。レーススピードの追求だけでなく、通信やテレメトリなどの膨大なデータを安全に扱うことが勝敗に直結するF1において、今回のパートナーシップは大きな意味を持ちます。
SEALSQの量子耐性技術が導入されることで、アルピーヌは「安全性」と「技術革新」を両立する未来志向のチームとして存在感をさらに強める可能性があります。今後、具体的な技術の導入範囲や結果が明らかになるタイミングにも注目が集まります。