ゼネラルモーターズが支援するキャデラックF1チームは、2026年のデビューシーズンに向けてドライバーラインナップを正式発表。セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスという経験豊富な2人がステアリングを握ることになった。

キャデラックF1とは?

キャデラックはドライバー選定にあたり「経験」を重視。ペレスとボッタスの合計出走数は527戦、勝利数は16。両者とも35歳、昨シーズン末にシートを失っていたが、2026年にそろって復帰を果たすことになった。

セルジオ・ペレス

  • 国籍:メキシコ

  • F1キャリア:ザウバー、マクラーレン、フォースインディア/レーシングポイント、レッドブル

  • 主な実績:2022年・2023年にレッドブルのコンストラクターズタイトルに貢献

ペレスは次のようにコメントしている。

「キャデラックF1チームへの加入は、私のキャリアにおける非常にエキサイティングな新たな章です。プロジェクトに込められた情熱を感じ取り、共に最前線で戦えるチームを築いていきたい。」

バルテリ・ボッタス

  • 国籍:フィンランド

  • F1キャリア:ウィリアムズ、メルセデス、アルファロメオ/ザウバー

  • 主な実績:メルセデスで2017〜2021年のコンストラクターズ制覇に貢献

ボッタスはこう語る。

「キャデラックF1と話した瞬間から、単なるレースプロジェクトではなく長期的なビジョンを感じました。ゼロからチームを築き上げる機会は貴重で、ここでアメリカのモータースポーツ文化に貢献できることを誇りに思う。」

バルテリ・ボッタス(左)セルジオ・ペレス(右)

│チーム首脳・GMのコメント

キャデラックF1のCEOダン・タウリス氏:

「ボッタスとペレスは才能、成熟度、意欲の完璧なバランスをもたらしてくれる。彼らは単なる熟練したレーサーではなく、チーム文化を築き上げる存在です。」

ゼネラルモーターズ社長 マーク・ロイス氏:

「彼らはキャデラック・レーシング・ファミリーにふさわしい新メンバーです。経験と勝利への情熱を持ち、我々と共にアメリカのモータースポーツの新たな基盤を築くだろう。」

2026年、F1は新たな章を迎える。アメリカの伝統あるブランド「キャデラック」が参戦し、その初陣を支えるのはペレスとボッタスというベテランコンビ。
アメリカ市場をさらに拡大し、F1に新しい風を吹き込むであろうキャデラックF1チームの挑戦に、世界中の注目が集まっている。