2025年F1イギリスGPの金曜フリー走行で、マックス・フェルスタッペンはマシンバランスに苦しみ「かなり悪い一日だった」と振り返った。FP1・FP2ともに上位に食い込めず、チームとしても厳しい内容に。好調なマクラーレン勢との対照的な結果が浮き彫りとなり、後半戦へ向けて課題が山積している。

✅ まとめポイント

  • フェルスタッペンは金曜を「バランスが悪く、非常に難しい一日」と表現

  • FP1・FP2ともにトップから約0.5秒遅れの10位と5位に留まる

  • チームメイト角田はFP1欠場後、FP2で15位

  • 風の影響もあり「誰にとっても簡単ではない一日だった」

│苦戦の金曜日:マシンバランスに苦悩

マックス・フェルスタッペンは、イギリスGPの金曜フリー走行後、自身とレッドブルにとって「かなり悪い一日だった」と率直に語った。


「マシンのバランスがまったく取れていなかった。コーナリングも非常に難しかった」

とコメントし、全体的なパフォーマンスの不足を認めた。

実際、フェルスタッペンはFP1で10位、FP2で5位と、いずれもトップから約0.5秒遅れの位置に甘んじている。風の強さと変化もマシンに大きな影響を与えていたが、「もちろんそれは言い訳にならない。誰もが対処しなければならない問題だ」と冷静に状況を受け止めた。

│角田も厳しい一日、FP1は欠場

チームメイトの角田裕毅もまた、金曜日は苦しい内容に終わった。FP1ではジュニアドライバーのリンドブラッドにシートを譲り、出走はFP2のみ。そのセッションではフェルスタッペンに0.5秒、ノリスには1秒以上遅れる15位にとどまった。

「走行が1回だけだったので、セットアップとドライビングで改善できる点はある。最適化していくだけ」

と語り、前向きな姿勢を見せている。

│ 将来の移籍話にも注目集まる

こうした状況の中、フェルスタッペンが2026年にメルセデスへ移籍する可能性を巡る噂が再び浮上。木曜日には将来についての質問が再燃し、金曜日の記者会見ではレッドブル代表クリスチャン・ホーナーがこれを否定する場面もあった。