2025年7月25日、F1ベルギーGPのフリー走行1回目(FP1)がスパ・フランコルシャンで行われた。全体を通してマクラーレンが好調な走りを見せ、テクニカルセクションでの強さを発揮。特にオスカー・ピアストリとランド・ノリスが終始上位をキープし、週末への手応えを感じさせる滑り出しとなった。

  ■まとめポイント

  • マクラーレン勢が好調、テクニカル区間で最速タイムを記録

  • 角田はセクター1で速さを見せるも、ソフトタイヤでミスし18番手に

  • ターン1では複数台がコースオフ、アントネッリやコラピントにスモークシーン

  • 路面温度34度・気温20度の理想的コンディション

FP1結果

順位 チーム ドライバー タイム
1 オスカー・ピアストリ 1:42.123
2 マックス・フェルスタッペン +0.404
3 ランド・ノリス +0.504
4 ジョージ・ラッセル +0.576
5 シャルル・ルクレール +0.906
6 キミ・アントネッリ +0.957
7 ルイス・ハミルトン +1.063
8 ランス・ストロール 1.090
9 フェルナンド・アロンソ +1.098
10 アイザック・ハジャル +1.100
11 カルロス・サインツ +1.195
12 アレックス・アルボン +1.239
13 ガブリエル・ボルトレート 1.240
14 ニコ・ヒュルケンベルグ +1.448
15 リアム・ローソン +1.456
16 エステバン・オコン +1.548
17 ピエール・ガスリー +1.907
18 角田裕毅 +2.470
19 フランコ・コラピント +2.825
20 オリバー・ベアマン +3.0245

│振り返り

プーオンでスライドするコラピント

セッションは気温20度、路面温度34度というF1にとって理想的なコンディションでスタート。各チームはまずミディアムとハードタイヤでマシンバランスを確認し、その後ソフトタイヤでのアタックも試みていた。

最も目立ったのはマクラーレン勢。オスカー・ピアストリとランド・ノリスはスパ特有の高速と中高速の複合セクションを得意とし、特にテクニカルセクションでの速さが際立った。FP1からトップ争いに加わる安定したパフォーマンスを発揮しており、予選・決勝への期待も高まる。

レッドブルの角田裕毅は、セクター1(高速区間)で非常に速いタイムを記録し、初期の滑り出しは好印象だった。しかし、ソフトタイヤでのアタック中にターン1でブレーキングをミス。その後のアタックでもイエローフラッグが提示された影響もあり、計測ラップが成立せず、最終的には18番手に沈んだ。

とはいえ、マシンのポテンシャルは感じさせる内容であり、明日のFP2・FP3での巻き返しに注目が集まる。