F1ベルギーGPのスプリントレースは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールのピアストリをオープニングラップで交わし、そのまま逃げ切る形でスプリント優勝を飾った。
マクラーレン勢は追い上げを見せたが、ストレートスピードに勝るレッドブルを捉えることはできなかった。

  ■まとめポイント

  • フェルスタッペンがスタート直後にピアストリを抜き、スプリント優勝

  • ピアストリ&ノリスは終盤に猛追するもストレートの差で及ばず

  • 角田は11位、セクター2で苦戦しポイント圏に届かず

スプリントレース結果

順位 チーム ドライバー
1マックス・フェルスタッペン
2オスカー・ピアストリ
3ランド・ノリス
4シャルル・ルクレール
5エステバン・オコン
6カルロス・サインツ
7オリバー・ベアマン
8アイザック・ハジャル
9ガブリエル・ボルトレート
10リアム・ローソン
11角田 裕毅
12ジョージ・ラッセル
13ランス・ストロール
14フェルナンド・アロンソ
15ルイス・ハミルトン
16アレックス・アルボン
17キミ・アントネッリ
18ニコ・ヒュルケンベルグ
19フランコ・コラピント
20ピエール・ガスリー

│振り返り

ケメルストレートの終わりにオーバーテイクするマックス・フェルスタッペン

レースは気温21度・路面温度34度と理想的なコンディションでスタートした。
スタート直後の混乱もなく、クリーンな1周目となった。注目の先頭争いでは、2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンが、ケメルストレート終わりでDRSを活かしピアストリをパス。その後はマクラーレンとのバトルを抑え、最後まで首位を守り切った。

ピアストリとノリスは終盤にかけてレッドブルとの差を詰め、特にテクニカルセクションでは速さを発揮。しかし、DRS圏内に入ってもレッドブルの直線スピードの前にオーバーテイクのチャンスを得られず、2位・3位でレースを終えた。

レッドブルの角田裕毅は序盤こそ安定した走りを見せたものの、セクター2の中低速区間で苦戦。背後から迫るメルセデスのジョージ・ラッセルの攻撃を受けつつも守り抜き、11位フィニッシュ。惜しくもポイント圏外となった。