8月30日、ザントフォールト・サーキットで行われたオランダGP予選は、路面温度34度・気温20度とFP3より暖かいコンディションで実施された。混戦模様の中、マクラーレンのオスカー・ピアストリが僅差でポールポジションを獲得。2位にランド・ノリス、3位にレッドブルのマックス・フェルスタッペンが続いた。

  ■まとめポイント

  • ピアストリが0.012秒差でポール獲得、マクラーレンが1-2を達成

  • Q2ではハジャル&ローソンが健闘、アロンソもQ3進出

  • 角田はQ2で惜しくも敗退、予選12番手に終わる

 予選結果

順位 チーム ドライバー
1 オスカー・ピアストリ
2 ランド・ノリス
3 マックス・フェルスタッペン
4 アイザック・ハジャル
5 ジョージ・ラッセル
6 シャルル・ルクレール
7 ルイス・ハミルトン
8 リアム・ローソン
9 カルロス・サインツ
10 フェルナンド・アロンソ
11 キミ・アントネッリ
12 角田 裕毅
13 ガブリエル・ボルトレート
14 ピエール・ガスリー
15 アレックス・アルボン
16 フランコ・コラピント
17 カルロス・サインツ
18 エステバン・オコン
19 オリバー・ベアマン
20 ランス・ストロール

│振り返り

クラッシュするランス・ストロール

Q1ではアストンマーティンのランス・ストロールが最終コーナー前でコースアウトしウォールに接触する場面があったものの、ピットに戻ることができたため赤旗は出ず。トップ争いはマクラーレンの2台が制し、ノリスとピアストリが1-2を形成した。

Q2ではレーシングブルズのアイザック・ハジャルとリアム・ローソンが健闘を見せ、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソも7番手でQ3進出を果たした。マクラーレン勢はこのセッションでも速さを見せ、両者の差はわずか0.09秒と接戦になった。

迎えたQ3ではマクラーレン2台の争いに、地元レッドブルのマックス・フェルスタッペンが迫る展開。最後はオスカー・ピアストリがランド・ノリスを0.012秒差で抑え、ポールポジションを獲得した。フェルスタッペンは3番手に続いている。

一方、レッドブルの角田裕毅は苦戦。セクター2で大きくタイムを落とす傾向があり、Q1は突破したものの、Q2で0.1秒差に泣き12番手で予選を終えた。

――珍しくセッション中にはキツネがコース上に現れる場面もあったオランダGP予選。決勝ではマクラーレン勢がその速さを維持できるのか、そしてフェルスタッペンがどこまで食い込むのかに注目が集まる。