
■コースプロフィール
マリーナベイ・ストリート・サーキット
(英:Marina Bay Street Circuit)
シンガポール中心部に隣接するマリーナベイに特設して使用した公道サーキットで公道と公園部利用している。
F1において、史上初めてのナイトコースで使用されたサーキットでもあり、ライトは環境面に配慮し、ピットへの太陽光発電システムが導入され、レーストラックの照明が全てLEDになっている。
│コースマップ

コース長 | 4,940m |
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コーナー数 | 19 |
最高速度 | 325km/h |
タイプ | テクニカル |
SC導入率 | 100% |
最高速 | 3/5 |
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加速 | 4/5 |
ダウンフォース | 5/5 |
ブレーキ | 5/5 |
タイヤ | 5/5 |
│コースの特徴とポイント
レース自体はナイトレースで行われる。気温は初秋の気候だが、蒸し暑い。雨天でのレースも見受けられ、非常にテクニカルな環境下で開催される。
全長5.063kmのコースは、タイトなコーナーと急なブレーキングゾーンが多く、ドライバーには高い技術が要求される。コースは狭く、壁が近いため、接触によるリタイアやセーフティカーの導入が多く、レース戦略もカオスになることがある。また、高温多湿な気候でタイヤの摩耗やブレーキの過熱も課題となり、耐久性と管理が重要な要素。

①タイヤマネジメント
マリーナベイ・サーキットは高温多湿な気候のため、タイヤにかかる負担が非常に大きい。頻繁なストップ・ゴーやタイトなコーナーでタイヤの摩耗が早く、適切なタイヤ戦略が勝利のカギを握る。
特にタイヤ温度の管理が重要で、適切なタイミングでのピットインやセーフティカー導入時のタイヤ調整がレースの成否を分ける。タイヤが冷えすぎるとグリップを失い、逆に過熱すると性能が落ちるため、継続的なマネジメントが求められる。
②ブレーキとバランス
市街地コースであるマリーナベイでは、コーナーごとの急ブレーキが多いため、ブレーキの耐久性が非常に重要になる。
頻繁にブレーキングを行うため、ブレーキシステムの過熱や劣化を防ぐことが必要。ドライバーはブレーキを繊細に操作し、熱ダメージを最小限に抑えながら、安定したペースを維持することが求められる。また、フロントとリアのバランスを保ち、安定したハンドリングを確保することもレースの成否に影響する。

③戦略的ピットとSC対応
セーフティカーが導入されることが多いマリーナベイでは、戦略的なピットインが勝利に直結する。
セーフティカーが出ると、多くの車がピットに入り、タイヤ交換を行うため、最適なタイミングでのピットインが重要。また、セーフティカー後のリスタート時にペースを上げることができるかも、ポジションを大きく左右する。ピット戦略とセーフティカーのタイミングを完璧に捉えることが、レースを制するためには欠かせない。


