―周 冠宇はフェラーリのリザーブドライバーへ

ザウバーでドライブしていた史上初の中国ドライバーである周 冠宇は2025年シーズンからフェラーリでリザーブドライバーに就任した。

 

周は2022年からアルファロメオ(現:ザウバー)でレギュラードライバーとして活躍するも、今シーズンからシーとを降りることになった。特に昨年シーズンは非力なマシンでありながら、チームにポイントを獲得するなど安定感のあるドライブを魅せた。

フェラーリ加入までの道のり

周は元々フェラーリのジュニアアカデミーのドライバーとして2015年から4年間在籍しており、F4,F3カテゴリーで活躍。アカデミーを去った後、ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシングのドライバーとしてF2に参戦。安定したドライビングで優勝を重ね、2019年にアルファロメオのF1のシートを獲得した。アルファロメオ(現:ザウバー)では68戦の出場と14ポイントを獲得した。

周冠宇のフェラーリ加入は双方にとってメリットが大きいといえるだろう。フェラーリにとっては、中国市場での影響力強化、安定感を持っている経験豊富なリザーブドライバーの確保ができる。さらに、WEC(世界耐久選手権)参戦中のジョビナッツィと役割を分担できる点も利点だろう。

周冠宇にとってはF1に留まる機会を得られ、トップチームの環境でスキルを向上させるチャンスとなる。また、かつて所属していたフェラーリ・ドライバー・アカデミーとの関係を再構築し、将来的なF1復帰の可能性を広げることができるだろう。初の中国人ドライバーとして、まだ物語は終わっておらずこれからが本番なのかもしれない。