2025年F1ハンガリーGPの予選は、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。フリー走行3回とも最速タイムを記録していたマクラーレン勢を上回る走りを見せた。2番手にオスカー・ピアストリ、3番手にはランド・ノリス(ともにマクラーレン)が続き、決勝に向けてフェラーリとマクラーレンの一騎打ちが期待される。

  ■まとめポイント

  • ルクレールがマクラーレン勢を破り、ポールポジション獲得

  • ピアストリ&ノリスが2・3番手で、マクラーレンは依然として強力な布陣

  • アロンソがQ3で5番手に食い込み、アストン勢も好調

  • Q1では角田裕毅が0.02秒差で敗退、Q2ではアントネッリ&ハミルトンが脱落

 予選結果

1 シャルル・ルクレール フェラーリ
2 オスカー・ピアストリ マクラーレン
3 ランド・ノリス マクラーレン
4 ジョージ・ラッセル メルセデス
5 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン
6 ランス・ストロール アストンマーティン
7 ガブリエル・ボルトレート ザウバー
8 マックス・フェルスタッペン レッドブル
9 リアム・ローソン レーシングブルズ
10 アイザック・ハジャル レーシングブルズ
11 キミ・アントネッリ メルセデス
12 オリバー・ベアマン ザウバー
13 ルイス・ハミルトン フェラーリ
14 カルロス・サインツ ウィリアムズ
15 フランコ・コラピント アルピーヌ
16 角田 裕毅 レッドブル
17 ピエール・ガスリー アルピーヌ
18 エステバン・オコン ハース
19 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー
20 アレックス・アルボン ウィリアムズ

│振り返り

トラックリミットを受けるフランコ・コラピント

気温30度・路面温度52度と、FP3以上に過酷なコンディションの中で行われた予選。タイヤの扱いが重要なカギとなる状況となった。

Q1では大きなクラッシュはなかったものの、ターン12のグラベルに乗るマシンが続出。また、角田裕毅(レッドブル)はわずか0.02秒差でQ1敗退となり、悔しい予選結果に。

Q2は雨の気配が漂うなかスタートし、アストンマーティンが好調ランス・ストロールが3番手タイムを記録するなど、2台そろって存在感を見せた。波乱もあり、メルセデスのキミ・アントネッリとフェラーリのルイス・ハミルトンがQ2敗退という結果に。

Q3では、ここまで速さを見せてきたマクラーレンが本領発揮。だが、そのマクラーレンを上回ったのがルクレールだった。ラストアタックで渾身の一発を決め、チームの復調を印象づける見事なポールポジションを獲得。

さらに、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)もラストアタックで5番手タイムを叩き出し、フロント2列に食い込む快走を見せた。

ただし、決勝のレースペースはマクラーレンが依然として有利と見られており、フェラーリの戦略次第でレース展開が大きく左右されそうだ。