8月29日、ザントフォールト・サーキットで行われたオランダGPのフリー走行2回目(FP2)は、路面温度26度・気温18度とやや低めのコンディションの中で行われた。マクラーレンのランド・ノリスがトップタイムを記録し、2位にはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、3位にはノリスのチームメイト、オスカー・ピアストリが続いた。
■まとめポイント
ランド・ノリスがトップタイムを維持、マクラーレンの好調を示す
アロンソが中盤にトップタイムを記録するなどアストンマーティンが好調
FP2も赤旗・バーチャルセーフティーカー多発、タイヤ・ブレーキ管理が鍵
│ FP2結果
| オランダGP フリー走行2回目(FP2) 結果 | |||
| 順位 | チーム | ドライバー | タイム(GAP) |
|---|---|---|---|
| 1 | ランド・ノリス | 1:09.890 | |
| 2 | フェルナンド・アロンソ | +0.087 | |
| 3 | オスカー・ピアストリ | +0.089 | |
| 4 | ジョージ・ラッセル | +0.384 | |
| 5 | マックス・フェルスタッペン | +0.588 | |
| 6 | ルイス・ハミルトン | +0.848 | |
| 7 | 角田裕毅 | +0.905 | |
| 8 | シャルル・ルクレール | +0.944 | |
| 9 | フランコ・コラピント | +1.067 | |
| 10 | ニコ・ヒュルケンベルグ | +1.190 | |
| 11 | オリバー・ベアマン | +1.223 | |
| 12 | キミ・アントネッリ | +1.295 | |
| 13 | ガブリエル・ボルトレート | +1.430 | |
| 14 | リアム・ローソン | +1.449 | |
| 15 | エステバン・オコン | +1.471 | |
| 16 | カルロス・サインツ | +1.792 | |
| 17 | アレックス・アルボン | +1.866 | |
| 18 | ランス・ストロール | +2.085 | |
| 19 | ピエール・ガスリー | +2.232 | |
| 20 | アイザック・ハジャル | - | |
│振り返り
セッション開始から12分、アストンマーティンのランス・ストロールがターン3でクラッシュし赤旗中断となった。約10分後に再開されるも、小雨がパラつく場面があり、路面状況には注意が必要なコンディションとなった。
セッション再開後、レーシングブルズのアイザック・ハジャルがトラブルでストップしバーチャルセーフティーカーが発動。さらにフェラーリのルイス・ハミルトンがFP1に続きスピンを喫しイエローフラッグが振られた。
中盤にかけて、アストンマーティン勢が好調でフェルナンド・アロンソは一時トップタイムを記録。タイヤ戦略はチームによってソフトからハードまで幅広く、各チームがアタックラップを重ねる展開となった。
開始40分にはウィリアムズのアレックス・アルボンがターン1でコースアウトし、再び赤旗が振られる事態に。最終的にはマクラーレンのランド・ノリスがトップタイムでFP2を締めた。
レッドブルの角田裕毅は赤旗の影響もありタイム計測が十分でなかったが、中盤には7番手タイムを記録し少しずつ前進の兆しを見せた。
全体的にタイヤロックするマシンも多く、オランダGPではタイヤとブレーキ管理が勝敗を左右する重要なポイントとなりそうだ。
