2025年F1イタリアGP決勝は、路面温度46度・気温27度とウィーク中でも最も高い気温下で実施された。ポールポジションからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが終始レースをリードし、今季久々の優勝を飾った。マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが2位・3位に入り、ダブル表彰台を獲得した。
■まとめポイント
フェルスタッペンがスタートから主導権を握り、久々の優勝
マクラーレン勢が2位・3位に入り、チームとしても好結果
多発する接触・ペナルティがレースを左右、戦略勝負の展開に
│ 決勝結果
| 順位 | チーム | ドライバー |
|---|---|---|
| 1 | マックス・フェルスタッペン | |
| 2 | ランド・ノリス | |
| 3 | オスカー・ピアストリ | |
| 4 | シャルル・ルクレール | |
| 5 | ジョージ・ラッセル | |
| 6 | ルイス・ハミルトン | |
| 7 | アレックス・アルボン | |
| 8 | ガブリエル・ボルトレート | |
| 9 | キミ・アントネッリ | |
| 10 | アイザック・ハジャル | |
| 11 | カルロス・サインツ | |
| 12 | オリバー・ベアマン | |
| 13 | 角田裕毅 | |
| 14 | リアム・ローソン | |
| 15 | エステバン・オコン | |
| 16 | ピエール・ガスリー | |
| 17 | フランコ・コラピント | |
| 18 | ランス・ストロール | |
| RET | フェルナンド・アロンソ | |
| RET | ニコ・ヒュルケンベルグ |
│振り返り
スタート直後から注目はフェルスタッペンとノリスの攻防。ターン1ではノリスが芝に押し出される場面もあり、ポジションを奪い返す展開となったが、最終的にはフェルスタッペンが主導権を握った。
序盤ではハースのオコンが他車を押し出し5秒ペナルティを受け、25周目にはアストンマーティンのアロンソがマシントラブルでリタイア。レースの流れは荒れ気味となった。
中盤は各チームの戦略が分かれ、最初に動いたのはフェラーリのルクレール。数周後にフェルスタッペンもピットインし、上位勢の駆け引きが本格化した。41周目にはサインツとベアマンが接触しスピン。イエローフラッグで収まったが、ベアマンには10秒ペナルティが科された。
後半ではマクラーレンがソフトタイヤに切り替え、ピアストリが一時2位に浮上。しかしチーム戦略でノリスが再び2位に戻り、マクラーレンは2-3体制を確保した。
レッドブルの角田裕毅はペース不足に加え、ローソンとの接触も影響し13位でフィニッシュ。母国フェラーリは表彰台を逃し、課題を残す結果となった。
最終的にはフェルスタッペンが盤石の走りで優勝を飾り、イタリアGPを制した。
