F1を見ていると、ふと浮かぶ素朴な疑問がある。
「F1レーサーって、瞬きをしているのだろうか?」という疑問だ。

時速300km近いスピード。
一瞬の判断ミスが事故につながる世界。
ずっと目を見開いたまま、瞬きなどしていないようにも見える。

しかし結論から言うと、F1レーサーは瞬きをしている。

ただし、その仕方が私たちの想像とは少し違う。

│F1レーサーはちゃんと瞬きをしている

F1レーサーが瞬きをしていない、ということはない。
人間である以上、瞬きをしなければ目は乾いてしまう。

実際、レース中も自然に瞬きは行われている。
ただし、その回数は普段よりもかなり少ない。

F1レーサーが瞬きをしていないように見える理由は、
極度の集中状態に入っているからだ。

人は強く集中すると、瞬きの回数が自然に減る。

スマートフォンを真剣に見ているときや、ゲームに没頭しているとき、
瞬きを忘れている感覚に近い。

F1では、その集中状態がレース中ずっと続いている。

│オンボード映像では分かりにくい

テレビで見るオンボード映像では、
ドライバーの顔はほとんど映らない。

そのため、実際にどれくらい瞬きをしているのかは分かりにくい。

視線が前方に固定され、
頭もほとんど動かないため、
「ずっと目を開けている」ように見えてしまう。

│瞬きを我慢する方が、むしろ危険

重要なのは、F1レーサーが瞬きを我慢しているわけではない、という点だ。

瞬きを無理に我慢すると、
目が乾き、視界がぼやける。

視界が不安定になると、
ブレーキングやライン取りの判断に影響が出る。

F1の世界では、それは非常に危険だ。

│瞬きも「無意識の動作」になっている

F1レーサーの瞬きは、意識して行われているものではない。
呼吸と同じように、必要なタイミングで自然に行われている。

走行に集中しながらも、体は最低限必要な動作を
自動的に処理している。

F1レーサーは、
瞬きをしていないように見えるほど集中している。

それは我慢しているからではなく、
極限の集中状態に入っているからだ。

目の前の一瞬だけでなく、
次のコーナー、その先の展開までを考えながら走っている。

│まとめ

F1レーサーは瞬きをしている。
ただし、その瞬きはほとんど目立たない。

極限まで集中した状態では、
瞬きすら「意識しない動作」になる。

次にF1を観戦するときは、
「瞬きをしていないように見える理由」を思い出してみてほしい。
レースの見え方が、少し変わるはずだ。

「スパ・フランコルシャン」の原点と危険な黄金時代