F1を題材にしたスマートフォン向けゲームは多くない。
特に、ドライビング体験のリアリティを重視した作品は限られている。
その中でも、以前Flag Motorsportで紹介した「Monoposto」は、
iOSとAndroidで配信されているオープンホイール型レーシングゲームである。
派手な演出よりも“純粋なドライビング体験”を重視したシングルシーターゲームとして知られている。
今回、この「Monoposto」に2026年シーズン向けの大型アップデートが配信された。
そこには欲しかった機能が詰め込まれ、その内容を紹介する。
│Monopostoとは
Monopostoは、オープンホイール(フォーミュラカー)を題材にしたレーシングゲームだ。
公式F1ライセンスは取得していない。
車両の挙動、サーキット、レース形式はF1に着想を得た設計となっている。
サーキットは、2026年シーズンに使用予定のコースをベースにしたリメイクが中心だ。
レイアウトは同じだが、一部は簡略化されている。
さらに、過去に開催されたサーキットも含め、全34種類が収録されている。
今回のアップデートでは「マドリード」が追加された。
このゲームは、操作を極力シンプルにしながら、マシンの挙動やブレーキングにはリアリティを持たせている。
モバイル向けでありながら、ドライビング感覚を重視した設計が特徴だ。
│追加点①:予選時にCPUもタイム計測
以前の記事でも追加して欲しいと願っていた予選中の走行について、アップデートがされた。
予選でのアタック中、ライバルのマシンもリアルタイムでラップ計測を行うようになった。
タイム計測を行っていないマシンは、計測中のマシンが後ろを走行している時、
低速走行でラインから離れるようになっている。
逆に、自分が計測前後でアタックしているマシンが来ると、
ステアリング右上のインジケーターが青く表示される。
前回までは、予選は一人でタイムアタックをしていたが、
より実際の予選に近い環境で走行できるようになった。
そして実際のドライバーが直面する状況を体験できる。
│追加点②:視野の範囲を設定可能


これまでは、視点は1つの角度で、1つの固定倍率であった。
そのため、チルトロックをして走るプレイヤーや、コックピット視点のドライバーはミラーが見えなかった。
しかし、今回からCamera Field of View という設定を搭載。
これは、視野角(Field of View)を調整できる機能である。
これにより、ミラーを確認できるアングルで走行ができるため、
より手軽に臨場感を持ったレースが可能だ。
ただし、慣れたアングルより遠く見えるため、慣れが必要そうだ。
│追加点③:詳細なカスタマイズ
ドライバーのレベルやマシンをオリジナルのリバリーに変更できる点もMonopostoの特徴だ。
リバリーを作ってアップロードもできれば、
Facebookコミュニティを通じて他のユーザーのリバリーを入手することもできる。
コミュニティはこちら
各ドライバーに対して、2種類のマシンリバリーを設定できる。
これは、ドライバー単体のマシンリバリーを選択することができるため
カーナンバーをつけたリバリーを特定のドライバーに割り当てが可能になった。
また、ドライバーの設定では「リスク」が追加され、
ドライバーの性格をアグレッシブや消極的かを数値で選択が可能だ。
ちなみにリスクレベル9は、接触やインシデントのリスクが高くなる傾向がある。
高くても7レベルくらいをお勧めする。
│デメリットも正直に伝えます。

これまでの内容から、良い点が増えて、より楽しくなったMonopostoではあるが
F1好きとしては改善を期待したい点も存在する。
そして、まだこのアプリを入れていないユーザーにとって良い点だけを伝えず、
まだ足りていない部分も紹介しよう。
①予選は時間制
Monoposto内での予選はQ1,Q2,Q3といったノックアウト制ではなく、
限られた時間内でタイムを計測するシステム。
3分から30分までの時間設定が可能ですが、ノックアウト制ではないため、
予選を走行する22台のマシンが時間内で、何度もアタックする。
しかし、これもアップデートされることを期待したい。
②CPUの挙動のばらつき
これは、前作に比べてだいぶ修正がされてはいるが、未だCPUドライバーの挙動は改善されているが、
CPUのコーナースピードが不自然に速かったり、逆に全体のペースが遅く感じられる場合がある。
他にもクラッシュが必ず起きるサーキットもある。
また、予選のアタックではドライバーの走行ラインを外れるような設定のためか、
ドライバーの走行ラインによっては、かなり邪魔な位置で低速走行する時がある。
今後のアップデートによる改善に期待したい。
③公式ではない
前回も伝えたが、人によってはこれを欠点と感じるユーザーもいるかもしれない。
サーキットは現行サーキットをリメイクしているため、景色や一部異なる部分がある。
しかし、前作よりも建物やサーキットの内容も細かくデザインされており、リアリティは増した。
モバイルで走らせるF1体験──Monopostoの魅力とは
│Monopostoは進化し続ける
Monopostoは、手軽にできるレーシングゲームの領域を超え、
よりビジュアルや機能をアップグレードしている。
モータースポーツのスマートフォンゲームでも高い完成度を示している。
F1ファンなら、一度触れてみる価値は十分にある。無料版も用意されており、気軽に体験することができる。