アメリカの自動車メーカー、キャデラックは、2026年のF1参戦を予定している新チームだ。
そのキャデラックF1チームは、周冠宇(Zhou Guanyu)をリザーブドライバーとして起用することを発表した。
周冠宇は、2022年から2024年までF1に参戦した経験を持つドライバーであり、
キャデラックにとっては参戦初年度に向けた体制強化の一環となる。
【用語集】リザーブドライバー
│ 周冠宇とはどんなドライバーか
周冠宇は中国出身のレーシングドライバーだ。
中国人として史上初、そして現在も唯一のF1レギュラードライバーとしてF1に参戦した経歴を持つ。
F1では、2022年から2024年にかけてアルファロメオ/キック・ザウバーから出走した。
F1出場:68レース
ポイント獲得:7回
デビュー戦:2022年 バーレーンGP
2024年のカタールGPでは、チームにとって唯一となるポイントを獲得する走りを見せた。
【F1フロンティア 】中国人初のドライバー ― 周 冠宇の挑戦者
│ リザーブドライバーの役割
リザーブドライバーは、主に以下の役割を担う。
レースドライバーが出場できない場合の代役
シミュレーターでの走行とデータ提供
マシン開発へのフィードバック
テスト走行やTPC(旧型車テスト)への参加
実戦に備えた状態を維持しながら、チームを技術面・準備面で支えるポジションだ。
新規参戦チームにとって、F1経験者のリザーブドライバーは重要な存在となる。
│キャデラックF1の体制(現時点)
キャデラックF1のドライバー体制は以下の通りだ。
レースドライバー
・バルテリ・ボッタス
・セルジオ・ペレス
テストドライバー
・コルトン・ハータ(元インディカー・ドライバー)
リザーブドライバー
・周冠宇
周は、ザウバー時代にボッタスとチームメイトとして戦った経験も持つ。
キャデラックF1、2026年参戦に向けた初期ドライバー体制を決定
│フェラーリでの経験とキャデラックでの役割
2024年末にザウバーを離れた後、
周冠宇はフェラーリ陣営でリザーブドライバーとして活動していた。
サーキットでのサポート業務
シミュレーター作業
旧型マシンを用いたテスト(TPC)
これらの経験を、周はキャデラックF1での役割に活かすことになる。
なお、キャデラックF1は2026年シーズンに向け、
フェラーリ製パワーユニットおよびギアボックスを使用する予定だ。
│周冠宇のコメント
周はキャデラック加入について、次のようにコメントしている。
「キャデラックF1チームのF1デビューに先立ち、
リザーブドライバーとして参加できることを大変うれしく思います」
「このプロジェクトは、F1の中でも非常にエキサイティングな挑戦のひとつだと感じています」
また、チーム代表のグレアム・ロードンや、バルテリ・ボッタスとの再共演についても触れ、
「家族と再会したような気持ちです」
と語った。
2026年はF1のレギュレーションが大きく変更されるシーズンとなる。
その準備段階において、キャデラックF1は経験豊富な人材をリザーブドライバーとして迎え入れた形だ。