アルピーヌF1チームは、
2026年シーズンに向けてジャック・ドゥーハンと袂を分かつことを正式に発表した。
この決定により、ドゥーハンはアルピーヌのドライバーラインアップから外れることになる。
ドゥーハンは2025年シーズンにフルタイム昇格を果たした。
しかし、ピエール・ガスリーのチームメイトとして戦ったのは、わずか6レースにとどまった。
アルピーヌは途中からフランコ・コラピントを起用する決断を下す。
当初、この変更は「シートのローテーション」と説明されていた。
しかし実際には、コラピントがシーズン残りを任される形となった。
ドゥーハンはテスト兼リザーブドライバーへ降格した。
レースの現場からは距離を置く立場となった。
│ 短期間に終わったF1昇格
ジャック・ドゥーハンは、5度のロードレース世界王者ミック・ドゥーハンの息子だ。
2022年にアルピーヌ・アカデミーへ加入した。
2023年にはリザーブドライバーを務め、F2選手権ではランキング3位を獲得している。
2024年シーズン終盤、アルピーヌはエステバン・オコンと早期に契約を終了した。
その結果、ドゥーハンはアブダビGPでF1デビューを果たす。
これは、当初の計画にはなかった“予想外の昇格”だった。
│6戦で交代という厳しい現実
2026年を迎えて間もなく、アルピーヌは公式声明を発表した。
「BWTアルピーヌ・フォーミュラワン・チームは、
ジャック・ドゥーハンと2026年FIAフォーミュラワン世界選手権において
ドライバー契約を継続しないことで、相互合意に達しました」
声明では、ドゥーハンの貢献も強調されている。
「ジャックは2024年アブダビGPでF1デビューを果たし、
アルピーヌ・アカデミー出身者として初めてレースシートに就いたドライバーでした」
│次の進路は未定
ドゥーハンの次のキャリアは、現時点では明らかにされていない。
ただし、2025年終盤にはスーパーフォーミュラのテストに参加している姿が確認されている。
一方、アルピーヌは引き続き体制を整えている。
元F2ドライバーのポール・アロンがバックアップ要員として残留している。
ガスリーとコラピントを支える存在として、テストやフリー走行に参加する予定だ。
今回の決断は、F1における若手育成の厳しさを改めて浮き彫りにした。
才能だけではシートは守れない。
結果とタイミングが、すべてを左右する世界である。