6月15日、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットにて第10戦 カナダGPの決勝が行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルが今季初優勝を飾った。ラッセルの勝利は2024年ラスベガスGP以来、12戦ぶり。メルセデス勢は速さを見せ、ルーキーのキミ・アントネッリも決勝で初の表彰台となる3位を獲得した。2位はレッドブルのマックス・フェルスタッペンが入った。

レッドブルの角田裕毅は1ストップ戦略で序盤からタイヤを労わりながら粘り強く走行し、ポジションを上げて12位でレースを終えた。

■まとめポイント

      • ジョージ・ラッセルが2024年ラスベガス以来、12戦ぶりの優勝

      • キミ・アントネッリが決勝初表彰台

      • 角田は1ストップ戦略で粘り12位完走

      • セーフティーカー先導のままレース終了

      • ノリスとピアストリのチーム内バトルでノリスがクラッシュ

決勝結果

順位チームドライバー
1ジョージ・ラッセル
2マックス・フェルスタッペン
3キミ・アントネッリ
4オスカー・ピアストリ
5シャルル・ルクレール
6ルイス・ハミルトン
7フェルナンド・アロンソ
8ニコ・ヒュルケンベルグ
9エステバン・オコン
10カルロス・サインツ
11オリバー・ベアマン
12角田裕毅
13フランコ・コラピント
14ガブリエル・ボルトレート
15ピエール・ガスリー
16アイザック・ハジャル
17ランス・ストロール
RETランド・ノリス
RETリアム・ローソン
RETアレックス・アルボン

■振り返り

終盤接触するマクラーレンの2台

カナダGP決勝は、気温25度・路面温度50度と予選までの涼しさから一転、暑さの中での戦いとなった。このコンディションがタイヤマネジメントと戦略に大きく影響し、多くのチームが2ストップ戦略を選択した。

レースはメルセデスが圧倒。ジョージ・ラッセルはスタートから安定した速さを見せ、今季初優勝を達成。2024年ラスベガスGP以来の勝利で、チームの復調を印象付けた。キミ・アントネッリも冷静な走りで初の表彰台を獲得し、メルセデス勢が強さを示した。

一方で、レース前半はラッセルとフェルスタッペンによるトップ争いが展開され、ファンを沸かせた。中団ではトレイン状態が続き、頭脳戦の様相を呈した。角田裕毅は1ストップ戦略を採り、タイヤを労わりながら堅実な走りで12位完走。予選最後尾からのスタートながら、粘りのレースを見せた。

アクシデントもいくつか発生。序盤、ターン3でアルボンがコラピントとの接触寸前となりコース外へ押し出され、終盤にはマクラーレンのノリスとピアストリがチーム内バトルの末、ノリスがクラッシュ。これによりセーフティーカーが導入され、ラストは安全策のままチェッカーを迎える形となった。

アストンマーティンのストロールはガスリーを押し出した件で10秒ペナルティを受け、ウィリアムズのアルボンやレーシングブルズのローソンはマシントラブルで無念のリタイアとなった。