2025年F1アゼルバイジャンGPのフリー走行2回目(FP2)は、路面温度32度・気温25度と比較的過ごしやすいコンディションで実施された。セッションはフェラーリ勢が速さを発揮し、ルイス・ハミルトンがトップ、シャルル・ルクレールが2位。メルセデスのジョージ・ラッセルが3位につけた。

  ■まとめポイント

  • フェラーリがワンツー、ハミルトンがトップタイム

  • マクラーレン勢はウォール接触でトラブル発生

  • メルセデスのラッセルが3番手、レッドブルは伸び悩む結果に

FP2結果

順位 チーム ドライバー タイム(GAP)
1 ルイス・ハミルトン 1:41.293
2 シャルル・ルクレール +0.074
3 ジョージ・ラッセル +0.477
4 キミ・アントネッリ +0.486
5 オリバー・ベアマン +0.598
6 マックス・フェルスタッペン +0.609
7 リアム・ローソン +0.696
8 エステバン・オコン +0.874
9 アレックス・アルボン +0.884
10 ランド・ノリス +0.906
11 カルロス・サインツ +0.962
12 オスカー・ピアストリ +1.002
13 アイザック・ハジャル +1.150
14 角田 裕毅 +1.151
15 ガブリエル・ボルトレート +1.268
16 ピエール・ガスリー +1.381
17 ランス・ストロール +1.478
18 ニコ・ヒュルケンベルグ +1.527
19 フェルナンド・アロンソ +1.674
20 フランコ・コラピント +2.029

│振り返り

接触するランド・ノリス

序盤、ウィリアムズのアレックス・アルボンがハードタイヤで走行する一方、他チームはソフトやミディアムを選択。開始10分にはフェラーリのハミルトンとレーシングブルズのリアム・ローソンがコースアウトし、イエローフラッグが振られる場面もあった。

中盤に入るとフェラーリが速さを見せ、ハミルトンとルクレールが揃ってトップタイムを記録。特にハミルトンはミディアムタイヤでのアタックで安定感を示した。

一方、マクラーレンは苦戦。ランド・ノリスはアタック中にウォールへ接触しマシンを損傷、自力でピットに戻ったが、その後は走行を続けられなかった。オスカー・ピアストリも接触があったものの、走行を継続している。

残り10分ではフェラーリ勢がソフトタイヤで再度アタックを行い、ハミルトンが最速、ルクレールが僅差の2位。最終的にフェラーリが1-2を固め、メルセデスのラッセルが3位に続く結果となった。レッドブルは期待したほどのタイムを出せず、やや伸び悩んだ。