F1中継では「パルクフェルメ条件」という言葉が使われる。
パルクフェルメは、予選後のマシン変更を制限する重要なルールである。
このルールを理解すると、なぜセッティング変更ができないのかが分かる。
│ パルクフェルメとは何か
パルクフェルメとは、予選終了後から決勝スタートまで、マシンの仕様変更を原則禁止する規定である。
パルクフェルメはフランス語で「保管された場所」を意味する。
対象は、予選を走行したマシンである。
この規定の下では、チームは主要なセッティングを変更できない。
サスペンション設定、空力設定、車高などは固定される。
│なぜパルクフェルメが存在するのか
F1では、予選と決勝の条件をできるだけ公平に保つ必要がある。
もし予選後に自由なセッティング変更が許されると、チームは予選専用の極端なセットアップを使える。
チームは、1周の速さだけを重視した空力設定やサスペンション設定で予選を走行できる。
その後に、タイヤ管理と安定性を重視した決勝用セットアップへ変更できてしまう。
この変更が可能になると、予選結果と決勝パフォーマンスの連続性が失われる。
パルクフェルメ規定は、この不公平を防ぐために存在する。
│例外とペナルティ
安全に関わる修理は例外として認められる。
同一仕様の部品交換も許可される。
ただし、性能に影響する変更は認められない。
パルクフェルメ条件を破った場合、ドライバーはピットレーンスタートになる。
このペナルティは順位に大きく影響する。
│まとめ
パルクフェルメは、予選後の仕様変更を制限するルールである。
目的は、予選と決勝の公平性を守ることができる。
許可されるのは安全上の修理と同等部品交換のみである。
この用語を理解すると、セッティング変更不可の理由が分かる。