2026年、MADRING(マドリング)で初めてF1のレースが開催される。
マドリードで開催されるスペインGPは、9月11日から13日まで行われる。
MADRINGは公道区間と常設区間を組み合わせた新しいサーキットだ。
そして初開催と同時に、F1のマシンも大きく変わっている。
2026年はDRSが廃止された。
新レギュレーションでは、前後のウイングが動くアクティブエアロが使われている。
ドライバーは指定された区間で、空気抵抗を減らすストレートモードを使用できる。
さらに、前車から1秒以内という条件を満たした追走車には、追加の電気エネルギーを使えるオーバーテイクモードが用意されている。
初開催のMADRINGでは、ストレートモードとオーバーテイクモードがレースにどのような影響を与えるかも注目ポイントになる。
2026年F1レース中の新ルール解説 │ DRS終了とオーバーテイクモードの仕組み
│初開催MADRINGをどう攻略する?
MADRINGは全長約5.4km。
コーナー数は22で、決勝は57周で行われる。
コースには低速コーナーだけではなく、長い加速区間や高速コーナーも組み込まれている。
最高速度は340km/h前後に達すると想定されている。
2026年の公式コース図では、ホームストレートと、ターン3からターン4付近までの高速区間にストレートモード区間が設定されている。
特にターン3を抜けたあとは、低抵抗状態で長く加速することができる。
そのため、ターン2からターン3までの立ち上がりと、その先へどれだけ速度をつなげられるかが重要になりそうだ。
一方、ストレートモードと電気エネルギーの使用は別の仕組みだ。
2026年のF1では、回収した電力をどこで展開するかもラップタイムやレース展開に影響する。
さらに、MADRINGではF1のレース週末が初めて開催される。
過去の実戦データがないため、各チームがフリー走行でどれだけ早くコースの特徴を理解できるかもポイントになる。
│主なオーバーテイクポイントと「ラ・モヌメンタル」
追い抜きの候補となる場所の一つが、ターン1だ。
最終コーナーを抜けたマシンは、ホームストレートでストレートモードを使いながら加速する。
公式コース図では、この区間にオーバーテイクモードの検知ポイントと作動ポイントも設定されている。
条件を満たした追走車はオーバーテイクモードも利用できるため、ターン1へのブレーキングは大きな勝負どころになりそうだ。
また、ターン5などの強いブレーキングポイントでも、追い抜きのチャンスが生まれる可能性がある。
そして、MADRING最大の特徴がターン12の「ラ・モヌメンタル」だ。
約550mにわたって続くバンク付きコーナーで、最大24%の傾斜が設けられている。
長いバンクを高い速度で走るため、マシンの安定性やタイヤへの負荷も注目ポイントになる。
2026年のマドリードGPでは、ホームストレートでの攻防、ターン3から続くストレートモード区間、そしてラ・モヌメンタルが大きな見どころになりそうだ。
初開催のMADRINGで、実際にどの場所から追い抜きが生まれるのかにも注目したい。