2026年シーズン、F1は大きく変わった。
その一つが、DRSの廃止だ。
新レギュレーションでは、マシンにアクティブエアロが搭載されている。
ドライバーは、指定された区間でストレートモードを使用できる。
このシステムでは、DRSのように追走時だけ作動するわけではない。
指定された区間であれば、全車が低抵抗状態を使える。
そのため、コース攻略の考え方も変わる。
スペインGPが行われるカタロニア・サーキットも例外ではない。
2026年は、2025年までのDRS区間とは違う形で、ストレートモードの影響がコース全体に広がる可能性がある。
特に今回は、メインストレートだけではない。
セクター2後半からセクター3の入り口にかけての高速区間も、これまで以上に重要になるかもしれない。
2026年F1レース中の新ルール解説 │ DRS終了とオーバーテイクモードの仕組み
│アクティブエアロで変わるカタロニア
カタロニア・サーキットは、高速コーナー、中速コーナー、低速コーナーがそろった総合力型のサーキットとして知られている。
コースは14コーナー。
マシンの空力性能、タイヤの使い方、そしてコーナー出口の加速力が試される。
2025年までは、DRSの効果が特に注目される場面は比較的わかりやすかった。
主にメインストレートと、もう一つの加速区間が勝負の中心だった。
一方で2026年は、その考え方が少し変わる可能性がある。
ターン3からターン4とターン5からターン7までの区間でストレートモードが追加になった。
この変化は大きい。
なぜならカタロニア・サーキットでは、単純な最高速だけではなく、前のコーナーをどれだけきれいに抜けられるかが次の区間の伸びに直結するからだ。
特にターン4は大きく右に曲がるコーナーだ。
ここを安定して抜けられるかどうかで、その先のブレーキング勝負に向けた準備が変わる。
そのため2026年のスペインGPでは、
これまで以上に低抵抗状態に入るタイミングと、その手前のコーナーをどれだけ高い速度でまとめられるかが重要になるかもしれない。
│オーバーテイクポイントと最難関コーナー
カタロニア・サーキットで代表的なオーバーテイクポイントは、
ターン1だ。
ドライバーはメインストレートで加速し、
強いブレーキングでターン1へ飛び込む。
2026年も、ここは重要な勝負どころになりそうだ。
さらに2026年は、
ターン10もこれまで以上に重要になる可能性がある。
ターン9からの高速区間でしっかり速度を乗せることができれば、
ターン10進入で並びかけるチャンスが生まれる。
そのため2026年のスペインGPでは、
トップスピードだけでなく、高速コーナーでの安定性とタイヤ管理が結果を左右する可能性がある。